こんにちは、ごっとんです。
最近、とんでもないビックリニュースが飛び込んできました。
ご存じのかたも多いでしょうがあのTOYOTA【クラウン】の生産中止です。
一報は11月11日の中日新聞によるものです。
名車クラウンの生産中止の理由を現代の車事情をもとに考察してみました。
このブログではTOYOTAクラウンの生産中止の原因を以下の3つの所見を元に考えていきます。
- TOYOTAクラウンの国内需要がすでに限界
- セダンタイプの車が不人気
- 現代の高級車はすでにTOYOTA【クラウン】ではない
TOYOTAクラウンの国内需要がすでに限界
オーナーの平均年齢は70歳を超える
皆さんは現在のクラウンオーナーの年齢がどのくらいかご存じでしょうか?
オーナーの平均年齢は70歳を超えています。最近は特に高齢者の交通事故が世の中の話題になることが多く免許返納される方も少なくありません。モデルチェンジではつねに【若返り】を求められましたが一長一短というわけにはいきませんでしたね。
そして限界なのは人だけでなく国内需要に重きを置いた車造りも苦しくなっています。
幅1800㎜を崩せない【国内需要】
TOYOTAクラウンは国内の取り扱いを考え横幅のサイズは1800㎜を越えない造りとなっています。
ひと昔前までは横幅1800㎜の車は【大型】でそんなサイズの車は高級車のみと認識されていました。
しかし、最近では高級車のみならず車内空間や乗り心地などを考え幅1800㎜を越える車なんて珍しくありません。国内需要のために幅1800㎜を崩せないクラウンでは高級セダンの役目を果たせなくなってきています。
「SUV風」は結局、海外需要ため?
次期クラウンは「SUV風」になる。この「SUV風」というのが今はよくわかりませんが高級SUVとして認識されているTOYOTA【ハリアー】などの人気SUVと統合される可能性はありますね。ただどう変わっていくにしろ時期クラウンは人も車も海外を見据えた開発になると思います。
セダンタイプの車が不人気
消えていく往年の【セダン】
予感はありましたね。2019年にTOYOTA【クラウン】と並ぶFRセダンの名車【マークx】が生産中止となっています。
TOYOTA【マークx】も1968年に初代マーク2が発売されてから51年続いてきた歴史に幕を下ろしました。
このころに【クラウン】の生産中止の方向は決まっていたのかもしれませんね。
現行のクラウンにはかつてあったロイヤルやアスリートなどのグレードもなくなっています。これは現行型でクラウンで最後だと決まっていたと今となって考えることもできますね。
現代の高級車はすでにTOYOTA【クラウン】ではない
ミニバンに勝てない【動く応接室】としての需要
時々テレビなどで政治家や重役の方々が送迎されている車が映ることがあります。
その時に使われている車はなんでしょうか?
おそらく同じTOYOTAのアルファードなどの高級ミニバンが数多く映っているはずです。
後席に快適に人を乗せる車としてクラウンはアルファードに大きく劣ります。
ミニバンなので室内の高さは大きく確保されていますし、乗り心地も1800㎜を越えるアルファードは非常に穏やかで車内もクラウンに負けないゴージャスな造りになっています。
つまり今は人を運ぶにはミニバンのほうが【動く応接室】として需要を強く満たしているのが実情です。
高級セダンは【レクサス】に任せる
上記にも書きましたが現在はセダンタイプの車にとって売り上げは厳しいものになっています。
同じTOYOTA系列であるレクサスとTOYOTAで高級セダンの需要を奪い合ってる場合ではありません。
レクサスは高級車メーカーとして名を馳せているので、レクサス立ち上げ後の近年のクラウンはどこかレクサスに遠慮した高級車になり切れていないセダンというイメージがあります。
見た目はともかく内装に関しては特に往年のクラウンオーナーからの評判は正直良くなかったですかね。
1955年に初代クラウンが登場してから今まで高級セダンとしての役目を果たしてきました。お疲れ様と声を掛けてあげたいですね。TOYOTAとして存続が難しいならいっそレクサスの【クラウン】というのも面白いと思いますが・・・・まぁ、難しいでしょうね。
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